ユーザー行動分析により事業ピボットし成功した有名企業3社

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ユーザー行動分析の重要性

『Burbn』『Tune In Hook Up』『Tote』と言う名称でリリースされていたこれら3つのプロダクトは、後にユーザー行動分析を行うことにより名称を変え、今現在、誰もが知っているプロダクトへ変革されております。
今回、その話をもって、いかにユーザー行動分析が重要なのかを説明したいと思います。

ユーザー行動分析とは

ユーザー行動分析とは文字通り『ユーザー行動』に基づいて分析することです。
ユーザーを分析するとき、マーケティングのセグメントに沿って『デモグラフィック』『ジオグラフィック』『サイコグラフィック』『ビヘイビアル』の4つに分割できます。セグメントとは、市場における不特定多数の人々を、同じニーズや属性を持つユーザー群に細分化し、更にそれをグループ化することです。

デモグラフィック(人口統計学的属性)

性別、年齢、学歴、職業、所得、家族構成などの要素で分類すること。

ジオグラフィック(地理学的属性)

国・地域・都市の規模、経済発展・進展度、人口、気候、文化・生活習慣、宗教、政策などの要素で分類すること。

サイコグラフィック(心理学的属性)

価値観、信念、趣味趣向、ライフスタイルなどの要素で分類すること。

ビヘイビアル行動学的属性)

購買履歴、購買経路、購買点数、アプリへのアクセス、インターネット使用時間等の商品・サービスの利用頻度・利用用途などの要素で分類すること。

デモグラフィックセグメントによるユーザー分析の限界

前述「Growth Marketingとは」の通り、ユーザー行動の複雑化や取得できるデータの多様化により、従来型のデモグラフィックによるユーザー分析に限界が来ています。Cookieを利用した、リターゲティングはユーザー行動分析の最たる例でしょう。

ユーザー行動分析により事業ピボットし成功した有名企業3社

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Burbn → Instagram

Burbnは元々、自分の行った場所や現在いる場所を共有するSNSでした。チェックインアプリがサービスとして流行、Burbnは他社との差別化のため多機能化しており、サービス内容が複雑でした。そこで顧客行動を分析。分析結果より明らかになったのは、写真共有機能以外ほとんど利用されていないという事実でした。そこで、写真の共有とコメント以外の機能をそぎ落とし『Instagram』とプロダクト名を変更し再出発。その後爆発的にユーザーを増やしFacebookに10億ドルにて買収されました。

Tune In Hook Up → You Tube

Tune In Hook Upは、サービス開始当初はプロフィール動画を使ったデート相手のマッチングサービスでした。サービス自体は思うようにユーザーが増えませんでしたが、顧客行動分析を行うことでデートとは関係ない動画をアップし、共有する機能を利用されていることが判明しました。その後、現在の動画共有にフォーカスしたサービスへとピボット(方向転換)し『You Tube』と名前を変え、後にGoogleに16億5000万ドルにて買収されました。

Tote → Pinterest

Toteはユーザーがさまざまな衣料品店で買い物をしたり、セールや新商品の最新情報を受け取ったりできるモバイルショッピングアプリでした。
しかし、販売が想像以上に伸びなかったため、ユーザーの利用方法を調査してみると、ユーザーの多くは購入するために商品探すよりもお気に入り商品を収集していることが判明しました。その結果、現在の『Pinterest』としての形へサービスをピボットさせました。

ユーザーを理解しきれず失敗した事例

ユーザー理解という観点から、失敗した事例で有名なのが1985年のコカ・コーラのニューコーク事件です。ここでの詳しい内容記載はさけますが、ライバルを意識するあまりにファンである顧客をおいてけぼりにしてしまい抗議が殺到。新商品発売から2か月半で元の商品に戻すという事件でした。

“20世紀のマーケティング史上最大の失敗事例”と評されることもあるほどの出来事で、改めてユーザーを理解することの重要性を深めてくれる事例ですので、ご存じない方はぜひリンク先にて読んでみてください。(リンク:日本コカ・コーラ社HP

ロケーションバリューの提供

膨大なデータを利用し、ユーザー行動を分析するにはデータサイエンティストがSQLを活用し、時間をかけて行うことが一般的です。

しかし、弊社が日本総合代理店として提供している「Amplitude」を利用すれば「No SQL」でデータサイエンティストではないマーケターやプランナーでも、直感的に短時間にてデータ分析を行えます。併せてツールの運用支援や施策支援等も行っております。もっと詳しく知りたい方はお問い合わせください。

【著者紹介】

橋川 貴諾

損害保険会社の法人営業にて、企業の経営層の課題から現場レベルまで、あらゆるリスク解決のため保険商品の枠を超えたソリューション提供を担当。 ロケーションバリューへ入社後、アプリの開発・公開だけでなく、データを活用したアプリ利用状況把握・アプリKGI/KPIの策定等、一気通貫して企業をサポート。現在は、統合的なデジタルマーケティングソリューションの提供、企業のグロースを支援。